ACC理事及び名誉理事長のエリザベス・J・マコーマック氏のご逝去を悼み、ACC理事、スタッフ一同より、謹んでお悔やみ申し上げます。

マコーマック氏は1980年にACC理事会副理事長及び創立メンバーとしてACCに参加し、文化交流を通して世界をより平和にするというACC創立者のジョン・D・ロックフェラー三世のビジョンを継承することに尽力しました。ブランシェット・フーカー・ロックフェラー夫人と親交の深かったマコーマック氏は、夫人の後を継いで、1990年から2012年まで、ACCの第二代理事長を務めました。

98歳までご存命だったマコーマック氏は、生涯にわたり国際文化交流を推進してきました。マコーマック氏にACC理事として活動いただいた40年間に、ACCはアジアと米国のアーティストや研究者の交流に1億ドル以上の支援を行いました。彼女のACCに対する貢献は他に類を見ないものでした。ACCでは初となる、彼女の名前を冠したエリザベス・J・マコーマック基金の寄付キャンペーンには、1,000万ドルものご支援が集まりました。

マコーマック氏の数十年にわたる社会貢献の功績は、何世代にもわたって受け継がれていきます。彼女の献身的な奉仕が評価され、2019年にはブランシェット・フッカー・ロックフェラー賞を受賞されました。

ACCは、知恵と誠意、指導力に溢れたマコーマック氏に活動を共にしていただいたことを大変光栄に思っております。

In Memoriam:  Elizabeth McCormack