ACCは1967年グランティの高階秀爾さんのご逝去の報に接し、深く哀悼の意を表します。
高階さんは、初期のグランティを中心に1993年に立ち上げられたブランシェット・ロックフェラー奨学基金募金委員会の委員や、ACC50周年記念チャリティ事業で実行委員を務められるなど、ACCの活動に深いご理解と愛情を持って、支えてくださいました。
高階さんは、日本の西洋美術史研究を長年けん引する存在であった一方、古今東西の美術の紹介と普及に努められました。東京大学教授を退職後の1992年以降は美術館運営や文化行政にも携わり、国立西洋美術館館長や大原美術館館長を歴任されたほか、文部科学相の諮問機関・文化審議会の会長や日本芸術院長も務められました。
ACCへの長年の多大なるご貢献に、感謝申し上げます。
[画像提供:公益財団法人大原芸術財団]