ファン・ヤンさんは、パリと上海を拠点として活動するキュレーター、美術史家、執筆家で、フランス国立近代美術館/ポンピドゥーセンターにて研究、収蔵、キュレーションを担当後、2020年からUCCA中国現代美術センターのキュレーターを務めています。これまで視覚芸術と音楽の領域を横断するキュレーションや、フルクサスとドイツや中国のアーティストとの関わりについて研究を行ってきました。今回の約2ヶ月のフェローシップでは、日本のサウンドアートとフルクサスの関係を調査し、アーティストや音楽家、キュレーター、研究者との対話を通して、フルクサスの国際的な活動の今日的意義と再評価を考察します。

プロフィール 
パンテオン・ソルボンヌ大学で美学(芸術と文化)の学士号と、美術史(美術史と哲学を専攻)の修士号を取得。フランス国立近代美術館/ポンピドゥーセンターにてリサーチ&グローバリゼーション部門とニューメディア・コレクション部門で研究、収蔵、キュレーションを担当した後、2020年から、UCCA中国現代美術センターでキュレーターを務める。様々な展覧会や実験的プロジェクトのキュレーションや共同企画を行っている。またArtforum、ArtReview AsiaやLEAP Magazineなどの出版物に記事を執筆している。