關智子さんが、ニューヨークにて6ヶ月のフェローシップを開始しました。
これまで主としてイギリスをはじめとするヨーロッパおよび⽇本の戯曲、劇作家をめぐる環境について研究を⾏ってきましたが、今回のフェローシップでは 、⽇本において情報と研究が不⾜しているアメリカ演劇の現地調査と情報収集を行い、ヨーロッパおよび⽇本の演劇との⽐較研究ならびにそれぞれの特徴の把握と理解を深めます。また、ニューヨークにおける劇作家教育とキャリア形成についても調査する予定です。
プロフィール
早稲田大学大学院文学研究科演劇映像学コース修士課程修了、同コース博士課程単位取得退学。専門は現代イギリス演劇および戯曲理論。単著に『逸脱と侵犯 サラ・ケインのドラマトゥルギー』(水声社、2023年)、共著に『紛争地域から生まれた演劇』(ひつじ書房、2019年)、『西洋演劇論アンソロジー』(月曜社、2019年)。翻訳戯曲にアリス・バーチ『アナトミー・オブ・ア・スーサイド』、ナシーム・スレイマンプール『白いウサギ、赤いウサギ』など。第16回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞。