<シリーズ概要>ポストコロナの新しい日常「ニューノーマル」を見据え、芸術文化に携わる方々は今どのようなことを考え、活動しているのでしょうか。ACCグランティによる対話形式のトークを通して、皆さまと一緒に考えるオンラインでのトークシリーズです。
ACCカルチュラル・カンバセーションズ 〜シリーズ:ニューノーマルにおけるアートを考える〜
第二回:コロナ禍と現代美術 遠藤水城 × 田中功起 × 百瀬 文
キュレーターの遠藤水城さん(2006年グランティ)をファシリテーターに、「コロナ禍と現代美術」というテーマで、アーティストの田中功起さん(2003年)、百瀬文さん(2016年)にお話いただきます。
コロナ禍という世界的、歴史的な災禍と、日本においてもう一つの歴史的な災禍である2011年の震災の2つの災禍において、美術がどのような反応を示すことができるのか、二人の現代美術作家それぞれの2011年から2020年までの個人年表に沿いながらお話をお伺いします。
ライブ配信日時:2020年7月26日(日) 16:00-17:00(トークの終わりにおいて視聴者とのQ&A*有り。)
視聴会場:オンライン(会場での観覧はありません)
配信形式、視聴方法:ACC JapanのYouTubeチャンネルより、ライブ配信。
配信URL:https://youtu.be/CqpAKdXAdrk
事前登録不要、参加費無料
*Q&Aへの投稿の仕方:YouTubeチャットより視聴者からの質問を受け付けます。事前のGoogleアカウント及びYouTubeアカウント登録が必要です。詳しくはこちら
*収録アーカイブはACCホームページ及びYouTubeにて公開します。
<登壇者>
遠藤水城(えんどう・みずき)(ACC2006年グランティ)
1975年札幌生まれ。キュレーター。
2004年、九州大学比較社会文化研究学府博士後期課程満期退学。
art space tetra (2004/福岡)、Future Prospects Art Space (2005/マニラ)、遊戯室 (2007/水戸)などのアートスペースの設立に携わる。 2004-05年、日本財団APIフェローとしてフィリピンおよびインドネシアに滞在。05年、若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」を受賞。「Singapore Biennale 2006」ネットワーキング・キュレーター。2006年度アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受け米国に滞在。2007年より2010年までARCUS Projectディレクターを務める。2011年より京都の「東山アーティスツ・プレイスメント・サービス」エグゼクティブディレクター。2017年、ベトナムはハノイに新しく設立されたVincom Center for Contemporary Artの芸術監督に就任。国際美術評論家連盟会員。京都造形芸術大学客員教授。
東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)ホームページ:http://haps-kyoto.com/
Vincom Center for Contemporary Art ホームページ:http://vccavietnam.com/en/
田中功起(たなか・こおき)(ACC2003年グランティ)
アーティスト。主に参加した展覧会にあいちトリエンナーレ(2019)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2017)など。2015年にドイツ銀行によるアーティスト・オブ・ザ・イヤー、2013年に参加したヴェネチア・ビエンナーレでは日本館が特別表彰を受ける。2003年度アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受けニューヨークに滞在。主な著作、作品集に『Vulnerable Histories (An Archive)』(JRP | Ringier、2018年)、『Precarious Practice』(Hatje Cantz、2015年)、『必然的にばらばらなものが生まれてくる』(武蔵野美術大学出版局、2014年)など。
ホームページ:http://kktnk.com
百瀬 文(ももせ・あや)(ACC2016年グランティ)
映像作家、アーティスト。主な個展に「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG、2019年)、「Borrowing the Other Eye」(ESPACE DIAPHANES、ドイツ、2018年)、「サンプルボイス」(横浜美術館アートギャラリー1、2014年)、主なグループ展に「Happiness is Born in the Guts」(Municipal Gallery Arsenał, Poznan、ポーランド、2019年)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋——日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、韓国国立現代美術館、2015-16年)など。2016年度アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受けニューヨークに滞在。2019年にイム・フンスン氏と共同制作した《交換日記》が全州国際映画祭(JIFF)に正式招待されるなど、近年国内外で制作や発表を重ねている。
ホームページ:http://ayamomose.com
主催:一般財団法人アジアン・カルチュラル・カウンシル日本財団
協力:山吹ファクトリー
ACCの日本プログラムは公益財団法人セゾン文化財団、および、公益社団法人企業メセナ協議会の助成をいただいております。