2012年3月1日〜31日、毎日新聞大阪本社版にて
寮美千子さん(1992年グランティ)による童話「ならまち大冒険 赤の巻」が、3月1日より毎日新聞大阪本社版にて連載されています。
紙面でご確認できない方は、どうぞ、毎日新聞のサイトでご覧下さい。
http://mainichi.jp/life/edu/yonde/
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【童話「ならまち大冒険 赤の巻」本日より連載開始!】
奈良では、本日3月1日から
東大寺二月堂の「お水取り」が始まります。
14日の夜まで、全部で141本の大松明が、
二月堂の舞台で華やかに燃え上がります。
これにあわせ、陰陽師の末裔である少年・太郎が、
ならまちの神社の狛犬や、庚申堂のお猿たちと、
「お水取り」の謎に迫る、冒険探偵ファンタジー童話
「ならまち大冒険 赤の巻」が
本日3月1日から、毎日新聞大阪本社版で
連載開始となりました。
(北陸・近畿・中国・四国)
3月31日まで、毎日連載します。
挿画は「まんとくん」の生みの親のクロガネジンザさん。
毎日新聞のサイトでも追って公開されますので、
紙面で読めない方は、ぜひそちらを。
http://mainichi.jp/life/edu/yonde/
「お水取り」という名称は、大仏建立時、
全国の神を勧請したところが、
若狭の遠敷大明神がひどく遅れ、
そのお詫びにと、遠敷から奈良へと、
観音さまに捧げる水を送ると約束した、
という伝説に基づいています。
水は、地下の霊的な水路を通り、
10日をかけて若狭の遠敷川河口の小浜の町から
奈良の二月堂の下の若狭井に送られてくるといいます。
そのお水を3/12深夜に汲むことを「お水取り」と称し、
それが、この行事の通称となったものです。
小浜では、10日前の3/2に毎年「お水送り」の行事を
行なっています。
なぜ「お水」なのか?
なぜ「遠敷」なのか?
連載の童話では、考古学や地質学を駆使して迫ります。
「ならまち大冒険」シリーズの連載は、今回で3回目。
初回連載作品は
「ならまち大冒険 まんとくんと小さな陰陽師」として
毎日新聞社より、単行本になりました。
こちらは、平城京造営に関わる真実に迫る物語です。
http://bit.ly/mantokun
2回目の連載も、単行本化に向けて鋭意執筆中。
こちらは奈良時代の自然破壊を探る物語。
読み物の王道である「たのしくてためになる」路線の
復活を目指した作品です。歴史のウンチク満載。
大人も充分に楽しめるはず! よろしくお願いします。
「修二会」とも呼ばれるこの行は、今年で1261回目。
一度も欠けたことのない「不退の行法」です。
お水取りにいらしたら、ぜひ声明にも耳を傾けてください。
(といっても、狭くて人が入りきれないのが問題)
追記:
尚、下記の3箇所で「ならまち大冒険原画展」を開催します。
みな、ならまちの徒歩圏内。
奈良にいらしたら、ぶらぶらと巡ってみてください。
途中の道は、どこもならまちの風情がいっぱいです。
▼「ならまち大冒険 赤の巻」原画展
3/16~4/4 藝育カフェsankaku
奈良県奈良市下御門町28-1
http://aalabo.com/access.html
▼「ならまち大冒険 赤の巻」同時進行ミニ原画展
3/1~31 ならまちの駅(松原米穀店内)
奈良県奈良市西寺林町27
電話 0742-22-2426
▼「ならまち大冒険 まんとくんと小さな陰陽師」原画展
3/5~4/5 町屋ゲストハウスならまち
奈良市北京終町30番地
http://nara-naramachi.com/
寮 美千子
詳しくはこちら:
http://ryomichico.net